最強の床、剛床工法とは? 知っておくべき剛床工法の基礎知識!


これから新しく家を建てる方やリフォームを考えている方が一番重視している場所といえば、やはり床ではないでしょうか。床は家の中で最も私たちが触れる場所であり、最も負荷の掛かる場所でもあります。床の工法の種類や特徴について理解しておかないと、後で「思ったのと違う……」なんてことにもなりかねません。そこで、今回は近年人気の高まっている剛床工法について、従来工法と比較しつつご紹介していきます。

  1. 剛床工法とは?
  2. 剛床工法と従来工法のメリット・デメリット
  3. 剛床工法の注意点
  4. 剛床工法の家作りのために
  5. 剛床工法に関するよくある質問

この記事を読むことで剛床工法に関する基本的な情報を知ることができます。剛床工法と従来工法についても徹底比較しているので、ぜひお見逃しなく。

1.剛床工法とは?

1-1.どんな工法か

剛床工法とは、根太(ねだ)を設けない代わりに床下地の合板を厚くし、梁(はり)に直接とめ付ける床組みの方法です。別名、根太レス工法(ネダレス工法)とも言います。根太とは床板を支えるために渡す角材のことです。

1-2.特徴

根太を設ける工法と比べて水平方向に対する力に対して強固なのが特徴です。そのため、地震や台風などに強いと言われています。

1-3.構造について

根太工法の場合、根太と呼ばれる合板の角材を等間隔(通常は303mm~450mm間隔)に並べます。その上に合板(通常は12mm)を貼り、さらにその上から床材を貼る構造です。さらに、横方向の力に強くするために、火打ちという補強材を突っ張り棒のように取り付けます。

これに対して剛床工法では根太を使いません。その代わり、床材の厚みが24mm~30mmと倍以上の厚さになります。厚みが増えたことによって水平方向への力に強くなるため、火打ちも使いません。

2.剛床工法と従来工法のメリット・デメリット

2-1.従来工法のメリット・デメリット

2-1-1.メリット

基礎や土台など、躯体(くたい)の施工精度に関係なく、水平にすることができる点が挙げられます。また、床下に空間ができるため、床下の通気性に優れているのも特徴です。

2-1-2.デメリット

根太や火打ちなどパーツが多いため、比較的施工に時間がかかります。また、根太の分だけ床の位置が高くなるのも難点です。

2-2.剛床工法のメリット・デメリット

2-2-1.メリット

横方向への動きに強いため、地震や台風に強いという点が一番のメリットです。また、パーツが少ないため施工時間が短いというメリットもあります。もちろん、根太がないのでその分床の位置を下げることが可能です。また、比較的単純な工法なので、仕上がりにムラが少ないのもいい点として挙げられます。

2-2-2.デメリット

基礎が水平でない場合、水平の調整が困難です。そのため、地震などの影響で基礎が大きくゆがんでいる場合などには、この工法を採用できない場合があります。また、床下が空洞となるため、太鼓のように下の階に音が響きやすいのもデメリットの一つです。また、床下の通気があまりよくありません。

2-3.こんな場合に向いている

天井を高くとることができるので、高さを必要としている場合などにおすすめです。また、1階であれば床鳴りのデメリットが消えるので、1階のリフォームなどをする際にもおすすめします。

3.剛床工法の注意点

3-1.雨によるしなりや膨れ

合板は水に濡(ぬ)れるとしなったり膨れたりします。そのため、通常は合板の上に養生をしますが、これ適当に行われていると不具合が発生してしまうことがあるのです。防水処理がしっかりとされているかどうかを業者に尋ねておきましょう。

3-2.通気性の問題によるカビや腐敗

比較的通気性が悪いため、カビが発生したり水気で木が腐ったりしてしまうことがあります。カビ対策がどうなっているかを確認しておくことも大切です。

3-3.場合によっては床鳴り対策が必要

太鼓のような構造のため、音が階下に響きやすいデメリットがあります。そのため、場合によっては防音材などの導入を検討することも重要です。

3-4.荷重によるしなり対策がどうなっているか

床下の木材数が少ない剛床工法では、合板の中心部分などはしなりやすくなってしまいます。タンスなどの重い家具を置くことを考えると、しなり対策は絶対に必要です。業者によって対策をしていないこともあるので、依頼時にしっかりと尋ねておきましょう。

4.剛床工法の家作りのために

4-1.信頼できる工務店の選び方

一番重要なのは客観的な評価を調べることです。たとえば、住宅コミュニティーサイトで質問してみたり、口コミサイトの評判を調べてみたりしてください。また、悪徳業者の特徴に「ホームページの作りが雑」というものがあります。優良業者の多くはホームページの作りが丁寧です。また、ブログやSNSなどを運営し、定期的な情報発信をしている業者も比較的信用できます。

4-2.はっぴいハウスの剛床工法が人気の理由!

4-2-1.梁(はり)の間隔が狭い

通常、梁(はり)の間隔は910mmとなっています。しかし、910mmの間隔で剛床工法を採用すると、どうしても重いものを置いたときなどに床材がしなってしまうのです。そこで、はっぴいハウスでは450mmの間隔で施工します。これによって床のしなりを確実に抑えることを実現させました。

4-2-2.騒音対策

前述したように剛床工法は階下に音が響きやすいデメリットがあります。そこで、はっぴいハウスでは、遮音性の高い9.5mmの石膏(せっこう)ボードを敷くことで防音対策も完璧です。

4-2-3.1,2階とも採用    

多くの工務店では剛床工法は2階以上にしか採用しません。しかし、本来1階の方が荷重がかかるわけですから、1階にこそ剛床工法が採用されるべきですよね。そこで、はっぴいハウスでは2階はもちろん、1階も剛床工法を採用しています。

4-2-4.火打ち梁の採用

前述したように、通常剛床工法では十分に水平方向への合成があるため、火打ちは不要とされています。しかし、はっぴいハウスではより剛性を高めるためにあえて火打ち梁を設置しているのです。他社に比べて非常に高い剛性を実現しています。

5.剛床工法に関するよくある質問

5-1.根太工法と剛床工法どっちがいいの?

どちらの工法にもメリットとデメリットがあります。ですから、一概にどちらがいいとは言えません。ただし、メリットの面ではわずかに剛床工法に分があると言えるでしょう。たとえば、地震に強いのは非常に大きなメリットですよね。気象庁によれば、日本では年間4,000回以上も地震が発生しています。特に近年は地震が多発しており、去年はなんと6,587回もの地震が発生しました。地震大国である日本において、剛床工法はとても適した工法なのです。

5-2.床が抜けたりしないの?

基本的には抜けることはありません。ただし、普通の剛床工法の場合、梁(はり)の間隔が910mmと広いため、非常に重いものを置いたりすると床がしなってしまいます。また、20年・30年と時がたって木材が劣化すれば、従来工法に比べて抜けやすくなる可能性はあるでしょう。しかし、弊社の場合は間隔が450mmと半分近く狭いため、しなることも劣化による床抜けもまず発生しません。

5-3.悪徳業者に引っかかってしまったらどうすればいいですか?

住宅に関する相談窓口として有名なのは公益社団法人住宅リフォーム・紛争処理センターです。住宅に関する問題を専門とした相談所となっています。すでに起きたトラブルに関する相談はもちろん、業者や物件を選ぶ際に注意すべきことや住宅保険制度についてなど、住宅に関することならなんでも相談可能です。もちろん、相談料は無料ですので、気軽にご相談ください。

5-4.どのぐらいの期間でリフォームできますか?

工法や規模にもよりますが、1~2週間以上はかかると考えてください。詳しくは業者に見積もりを請求して確認しましょう。

5-5.リフォームと建て替え、どっちがお得ですか?

建物の築年数から考えると分かりやすいでしょう。10年以下の比較的新しい住宅であれば、リフォームの方がお得です。しかし、20年以上経過した古い住宅の場合、大規模なリフォームをするよりも立て替えてしまった方が長期的に見てお得でしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は剛床工法の基礎知識をご紹介しました。剛床工法は別名「根太レス工法(ネダレス工法)」と呼ばれている工法で、根太や火打ちと呼ばれる部分を設置しなくても十分な強度を得られる工法です。特に、水平方向の力には強いので、地震や台風などがきてもゆがんだりたわんだりするリスクがありません。しかしながら、床材の中心部分などに荷重がかかるとしなる点や、構造上の問題から階下に音が響きやすいなどのデメリットがあります。しかし、しっかりと対策を施せばデメリットは打ち消すことが可能です。業者を選ぶ際にはしっかりとした対策を練っているかどうかを確認しましょう。今回ご紹介した情報で剛床工法に興味を持っていただけたら幸いです。ぜひ、新築やリフォームの際には採用を検討してみてくださいね。


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